Archive for 9月, 2008

BSデジタルの行方は?

金曜日, 9月 26th, 2008

ご存じの通り、2011年の地上波テレビ放送の完全デジタル化と合わせて、BSデジタル放送もここのところ慌しい。 「メディア王」ルパード・マードック率いるFOXグループが参入を発表、続いて、JCOMも(WOWOWと組んで?)参入を発表。いずれも「先手」を打っている形である。 総務省は2011年までに10~20チャンネルのBSデジタル放送チャンネルを増やすとしている。 多少うがった見方をすれば、地上波テレビ局の大再編劇が不可避な状況のもと、総務省はキー局に対して「弱い局を救え」と言い、一方、キー局は「強い局だけ傘下に入れたい」という思惑の相反する狭間で、総務省がそれ相応の力のある準キー局あたりを巻き込んで「BSデジタル放送で全国放送しない?」というようなことも狙っていると考えられないわけではない。 いずれにせよ、2010年の3.9Gケータイ、それをほぼ「前提」としたマルチメディア放送、そして、既に優勝劣敗が明確化してきているCSデジタル放送、IPTV、全国のケーブルテレビのテレビ映像送信可能枠、地上波デジタルへの完全移行等など、「クロスメディア」「クロスコミュニケーション」が叫ばれている昨今、今後またぞろ「メディア」が増えることに間違いは無い。 選択権は視聴者=生活者にある。 ということは、やはり、広告会社も企業の宣伝部も、「座して死を待つ」か、「一時的なリスクを抱えながらも革新を断行し生き残る」か、その決断をくだす真価が問われる局面に入っているということである。

リーマンBr.破綻は対岸の火事ではない

水曜日, 9月 17th, 2008

大々的に報道されているように、米国リーマンブラザーズが経営破綻した。広告会社は、この大事件を金融業界の話だと思って見過ごしていたら、気付いた時には火の粉を浴びるであろう。破綻の構図が、日本の90年代初頭のバブル崩壊に近似しているだからだ。 思い出してみると良い。土地神話のバブル好景気、神話の崩壊、不動産関連企業だけでなく様々な企業の業績の急速な悪化、公的資金の注入、山一證券等の破綻、更なる不況…。 今回のそれは、サブプライムローンに端を発している。オイルマネーで潤っていたかに見えた強含みのドルも、遂に化けの皮がはがれた。米国政府もサブプライムローン問題までは何とか公的資金を注入してギリギリのところで難をしのいだが、今回はそういかなかった。リーマンの救済に、他の米・英の金融機関も尻込みした。しかも、今回は日本のみならず、世界経済の機軸通貨であるドルの問題であることが大きい。経済発展著しいBRICs各国も米国への投資を加速していた。世界的な影響は避けられないだろう。 リーマンの日本法人は何とか生き残りをかけるとしているが、事が事なだけに果たして上手くいくかどうか不透明である。リーマンの日本法人からも多くの企業に資金が流れている。リーマンへの投資家が騒動を起こすようなことになれば、リーマンの日本法人も資金回収を強行に実行せざるを得ないだろう。そして…日本社会全体にまた閉塞感が生まれ、消費が冷え込み、企業も縮小方向に動かざるを得なくなる。 それらの企業は、我々広告会社のクライアントである。 グローバルな活動を行なっている大手広告会社はもちろん、ドメスティックな現場で仕事をしている広告会社も、今回の事件には注目すべきである。

(株)ナカハタの設立は何を意味するか。

月曜日, 9月 8th, 2008

8月25日営業開始という事で、(株)ナカハタが、電通90%、仲畑貴志10%の株式構成を以って事業を開始した。企業スローガンは、プランニングブティックである。 この事が意味する所は何か。これは、日本の広告界にとって極めて重大な意味を持つ、事件である。 電通が7月1日の創立107周年記念に宣言した事と深い関係がある。つまり、電通は、次の三項目を経営の3本柱にして、21世紀の広告ビジネを展開するといったのだ。 (1)solusion  (2)digital  (3)global  である。 つまり20世紀型の経営モデルから21世紀型の経営モデルに大転換したのだ。 (株)ナカハタの設立は、その具体的な実行例である。電通の宣言は、思いのほか早く形となって現れたと見ていい。

変わる広告市場を打つ、マーケティングの最前線

水曜日, 9月 3rd, 2008

早いもので、もう朝晩は秋の香りが感じ取られます。 さて、ちょうど折り返し地点を過ぎた第6回の広告革新塾「APコース/APクラス」は、マーケティングの最前線の講義となります。 下半期決算目前の方もいらっしゃるかと思いますが、日々の業務に忙殺されていては、これからの広告ビジネスの激流の渦に飲み込まれてしまいます。リフレッシュと頭の体操を兼ねて、区内勤務の方なら往復あわせて約3時間程度、是非お時間を作ってご参加ください! ========================================================= ~マーケティングとは変化するものなり。この前提から、マーケティング発想も戦略も大変革を起こしている~ Ⅰ.辻井良一(バリューマーケティング研究所所長)   演題「新マーケティング発想法」 Ⅱ.富田眞司(広告革新塾副塾長、CSN企画代表ほか)   演題「マーケティング最前線」 2008年 9月18日(木)18:30~20:45/東京ミッドタウン カンファレンスRoom7 =========================================================