Archive for 6月, 2008

新聞各社、最後のサバイバルへ

日曜日, 6月 22nd, 2008

新聞用紙の高騰。28年ぶりの出来事である。しかし、石油や鉄鋼、食品等の高騰を熱心に書いている新聞各社は、こと紙の高騰に関しては沈黙したまま。 読売、朝日、日経は経営体力で暫くは紙の高騰に耐えられるかもしれないが、毎日や産経は購読料に転化できない限り、持ちこたえられない。否、ANY連合にしても、続く紙の高騰にいつまでも耐えることはできないだろう。「次の手」「秘策」が新聞各社にあるかと言うと、どうも見えてこない。 販売店へ「押し紙」し発行部数を嵩上げして、その結果高い広告収入を得るというビジネスモデルはもはや通用しなくなる。まずは経営体力の弱い新聞から「退場」、そしてその「退場劇」の波は当然ANYにもそう遠くない未来にやってくる。

続・電通の闇

日曜日, 6月 22nd, 2008

電通の中国子会社「北京東方日海広告」の中国人幹部が、今年2月に逮捕されていた。その使途不明金は過去6年間で14億円とも20億円とも言われている。 90年代から今世紀初頭まで、日本からの駐在トップは、不可解な費用の膨張に気づかなかったのだろうか。どうやら、売上・増収主義に走り、人事や総務、経理は中国人社員に任せきりだった模様。そこに、中国人社員の「乱脈経理」の付け入る隙があったようだ。 そして、平静を装いながら、この4月から北京電通「総経理」が東京から派遣された。もちろん、「中国問題」の処理が主な任務であることに違いない。北京五輪を前にスイスの法廷で名前があがった高橋専務にもお咎めなし。 電通の「臭いものに蓋」の闇はとてつもなく深いのだろう。いまもなお「電通の天皇」とも呼ばれる成田最高顧問は、このような事態をどう見ているのか。

i Phone獲得合戦、soft bankが勝利

火曜日, 6月 10th, 2008

NTT docomoは、半年間もの間、何をやって、何を失ったのか…。 「i Phone」の日本上陸MVNO(仮想移動体通信事業者)は、soft bankに軍配が上がった。既報の通り、総務大臣裁定の日本通信との間の「もやもや回答」を繰り返してきた挙句、ディズニーケータイに破れ、巻き返すが如く一時は大真面目に「i Phone」獲得に乗り出し交渉を続けていたNTT docomo。もはや「機能・思考停止」とも言わざるを得ないのかもしれない。NTT DoCoMoが「NTTグループの流刑地」とも言われた時代の「強い魂」「反骨精神」が失われたのであろうか。 今後はやはり既報の通り、googleが「アンドロイド」で別の日本上陸作戦を虎視眈々と狙っている。906iで「google搭載」を嬉しそうに宣伝している場合ではない。相手は、二枚も三枚も上手である。 日本的な事業推進速度は、もはや「世界標準」を大きく下回っている。広告業界はメディアとの関係性が親密な業態だけに、日本のメディア側の「日本的速度」に安穏と流されてはいけない。

時事通信の「電通株タコ足喰い」

日曜日, 6月 8th, 2008

経営難にもかかわらず「時事通信」恒例の内紛。社会部vs政治部。1999年度以来、9期連続赤字決算を更新中、にも関わらずである。ドル箱だった経済専門ニュースがブルームバーグ等の外資にシェアを奪われ続けている、にも関わらずである。痛々しい。 では、そんな時事通信がなぜまだ生き残っているのか…。解は「電通株」。104,700株を電通の自己株式買付に応じて、250億円程度の資金調達を行なう模様である。 しかし、この資金、どうやら、2003年に東銀座に建設した本社ビルの「證券流動化」を買い戻すために使用されるとの噂がたえない。 電通株を今後も切り売りして「タコ足喰い」して生き残るのか、テナント料で生き残るのか…この期に及んで内紛を起こしている経営陣に明確な革新もビジョンも見えない。

朝日新聞とテレビ朝日、株の持ち合いへ

金曜日, 6月 6th, 2008

朝日新聞とテレビ朝日が株式の持合を決めた。キャンペーン等の共同企画推進や記者の交流、そして「メディアコングロマリット」へ、などとは謳っているが…。 発行部数の減少・広告収入の減少が現状のまま続けば8年後には破綻するのではないかとまことしやかに噂されている朝日新聞。 ケーブルテレビや衛星放送等を視聴している「多チャンネル世帯」のなかでは視聴率(「視聴率」と区分したいのか、多チャンネル世帯での視聴率は「接触率」と言われているが…)で他の専門チャンネルにしばしば劣っているテレビ朝日。 さて、旧態依然とした体質からなかなか脱却できないでいる両社のこの株式持合による「グループ化」の先に、明確なビジョンや改革の展望はあるのだろうか。